OkuMasa

【おきなわ食材の店】新崎シェフ2店舗目の登録!

おなじみ、デニーさん名入りの琉球松プレートがOkuMasaに届きました。

当店は、沖縄随一といえる【やんばる島野菜】の活用バリエーションを誇り、やんばる若鶏やもとぶ牛、地元漁港の魚介まで余すことなくコースに活用しています。さらには、アグーの中でも最高品質にこだわった【琉球在来種アグー】を扱う点も「OkuMasa」と「ShabuMasa」の大事なこだわりです。

沖縄県内には、飲食店が 21,331件(2025年7月時点のデータ)あるとされています。
その中で、沖縄県産食材を積極的に活用する店として県が登録・紹介している 「おきなわ食材の店」 は 479店舗。
つまり、県産食材の魅力を看板として掲げ、継続的に発信していく店は、まだ全体のごく一部です。

そして今回、その479店舗の中に新崎シェフが関わる店が2店舗となりました。
これはゴールではなく、むしろ「ここからが始まり」と考えております。


沖縄の食材・生産者・地域の価値を、もっと料理の現場から広げていくために。

これからも、県産食材の魅力が正しく伝わり、選ばれ、末永く続いていくように。
「おきなわ食材の店」に挑戦する仲間が増えていく流れを、現場の一軒として後押しできるよう努力していきます。

そして、その“後押し”を言葉だけで終わらせないために―
新崎シェフの店として、この取り組みに挑戦する店舗そのものを、今後も増やしていきたいと考えています。

そのために、いま一緒に店をつくっていく仲間を募集しています。

私たちが目指すのは、ジャンルに縛られない「最高の味」と「人の心地よさ」です。
しゃぶしゃぶや西洋料理、さらにはカレーなどのスパイス料理まで。
沖縄県産食材とやんばるの季節を軸に、沖縄の伝統とさまざまな国の技法も含めた新しい技術と心で、世界に誇れるレベルの料理をつくっていく。そしてこの価値観を、1店舗の点で終わらせず、店という面にしていく。
それが、私たちのビジョンです。

島食材と生産者への敬意、手を抜かない仕込み、学び続ける姿勢、そしてお客様へまっすぐ届ける誠実さ。そういう“人としての気持ち良さ”まで含めて、チームとして積み上げていける方を求めています。

なぜ私たちが、これをやるのか

「沖縄の食材で、世界最高峰をつくる」
その挑戦の最前線に立ち、世界自然遺産、国頭村の地でOkuMasaを育んでまいりました。

沖縄には、世界に誇れる食材がある。それなのに、本物志向の店があまりに少なく、その価値が「届く仕組み」が正しく機能していない。地元の人々にさえも本来の良さが伝わっていないのが現状です。
逆にいえば、「本当に良い店が続いていくスタイル」は、まだまだ増やせます。
もしそうならなければ、東南アジアから一番近い日本としての沖縄に、何度も繰り返して訪れるほどの理由が生まれていかないことになります。

だから、料理の現場から島食材の魅力をダイレクトに伝えていきたい。
食材・生産者・地域の価値が、正しく伝わり、より多くの方に選ばれ、末永く続いていくように。
「おきなわ食材の店」であることが当たり前になる流れを、現場の一軒として後押ししたいのです。

1) 沖縄は「素材のポテンシャル」が世界水準

沖縄の価値は、観光地としての海と空の「風景」だけではありません。
島野菜、魚介、畜産、発酵、香辛、塩、柑橘など、気候・土壌・海の条件がつくる固有性があり、他地域で再現しにくい「味の理由」があります。つまり沖縄は、料理の土台になる「原料の個性」そのものが強いのです。

2) でも、価値の伝達が途切れている

本来の価値は「料理」→「体験」→「記憶」→「再訪」という流れで届きます。
ところが沖縄では、この流れが途中で途切れやすい構造になっています。

  • 料理の表現が平均化(低レベル化)し、素材の違いが体験として残りにくい
  • 価格競争・回転率優先が強く、手間とコストをかける店が増えにくい
  • 観光客側も「沖縄はこの程度」という期待値の低さで消費してしまい、クチコミが正しく機能しにくい
  • 地元側も「いつでも(本格でないものを)食べられる」ため、価値を言語化しにくい

この状態では、「沖縄にしかない素材と魅力」があっても、幸せな「味の記憶」として残りにくいです。
旅行中は「沖縄の雰囲気込みでおいしい」、でも帰ってからは「料理だけ」で比較されます。
その瞬間に負けてしまっているから、結果として、沖縄料理の価値は低くなる。
価値が届いていないのに、うわべの評価だけに満足し、いつまでも改善に向かわない。
だから、観光が伸び悩む。

旅行中は景色も空気も人も含めて、「おいしかった!楽しかった!」となります。
ところが、旅行者が帰って日常に戻り、日本全国の食体験と並べて振り返った瞬間に、

「沖縄は良かったけど、料理としては刺さらなかった」
「本当に食べたい味は沖縄には無い気がする」
そんな言葉になってしまう。

これは、沖縄体験が悪いという話ではありません。
沖縄体験としては沖縄の海と空がある時点で満点なのです。でも料理の印象が「沖縄の思い出」に吸収されてしまい、食単体の記憶として立ち上がってこないという現象です。

つまり、旅行の中では景色・非日常・雰囲気の総合点で満足している一方で、後からは「料理単体」で評価される。この評価軸の切り替えが起きたとき、料理が「記憶に残る本物の強さ」を持っていないと、沖縄食材の価値まで一緒に埋もれてしまいます。だから、沖縄で暮らす側から見ると「価値」は確かにあるはずなのに、届き方が弱くて肝心なところが伝わっていない、と感じられるのです

3) 本物志向の店が多くなれば、「再訪する理由」が育つ

観光の再訪動機には大きく2種類あります。

  • 風景、娯楽、イベントのような消費型の動機(一度で満足しやすい)
  • 味、人、文化のような積み上がる動機(繰り返すほど深くなる)

沖縄が東南アジアから近い日本であることは、移動コストの面では大変大きな強みになります。
しかし、「近い」だけではリピートは生まれません。
リピートが生まれるのは、「次はあの味を、あの人から、あの季節に」という「明確な目的」ができた時です。

だからこそ、島素材の価値を最大化し、リーズナブルながらも記憶に残る食体験に変換できる店。
つまり、OkuMasaやShabuMasaのような本物志向の店を増やし、「沖縄へ何度も繰り返して訪れる理由」を地域全体として育くむ流れをつくりたいのです。

4) 沖縄の価値を仕組みとして届ける

ここで重要なのは、名店が1軒あることではありません。
「本当に良い店が続いていくスタイル」が連鎖的に増えていくこと、それが大切です。

  • 生産者が報われ、質が上がり、供給が安定する
  • 店が育ち、人が育ち、技術が継承される
  • 来訪者の期待値が上がり、価格ではなく価値で選ばれる
  • 季節ごとの体験が増え、再訪の理由が自然に積み上がる

こうして初めて、「島食材の価値が届く仕組み」が機能し始めます。

私たちが言う“世界最高峰”は、派手な盛り付けや、驚かせるための演出が主の料理ではありません。
映える料理ではなく、心と身体に沁みる料理。
大切にしたいのは、もともと沖縄の食材が持っている香り、甘み、力強さを余計なことをせず、まっすぐに引き出すことです。

丁寧な仕事を積み重ねることで、こどもでもひと口目から「おいしい」と分かり、食べ終わったあとに身体がほっと喜ぶ。そんな純朴で、滋味深い本物の味を、私たちは世界に誇りたいと思っています。
もし私たちのビジョンに共感いただき、ご一緒できそうでしたら、ぜひ一度お話しできれば嬉しいです。

これからも新しく店と味を創り続け、「本物の永く愛される店」を増やすために。
やんばるから、世界に誇れる味と店を一緒に増やしていきましょう。

Masataka Arasaki

Owner/Chef

Masataka Arasaki

島食材の価値を最大化するシェフ。
やんばるで猫と暮らしてます。

★地域で飲食店をプロデュースし、本当に美味しく、心地よく過ごせる場所を増やします。
★陶芸や琉球ガラスなどの工芸品にも通じ、世界に誇れる新しい沖縄の食体験を築きます。
★地域福祉と連携し、持続可能である上に、好循環をもたらす働き方と暮らしを守ります。